《 SOUND DESIGN Á LA CARTE 》

“Prologue”

~ 70’s のファッション キーワードは六本木のキャステル ~

 70’s 東京六本木スクウェアービル地下にあった伝説のディスコ“キャステル”(’74~81”)。
 ギターリスト高中正義が、スターウォーズを弾き、C.バジャックがそこでファッションショーをした頃・・・。
 70’s初期・ファッションの世界は、日本のデザイナーが、 パリコレに初参加したり、洋画やCFにSynthesizerが登場。


 ジャズではフュージョン全盛、音楽のトレンドはディスコサウンド、当時 最先端の音源(直輸入レコード)入手は、上記Castelの近くあった“ウィナーズ”。まさにファッションと音楽が活気をも って融合していた時代で、ファッションショーもこのあとのD.C.ブランド全盛に向かって勢いが増し、外人モデルも当然のご とく、時の名門キャステルに集い、私も毎晩のように出入りし、モデルのオーディションもそこで行ったことも記憶している。 (この時代背景の話は、Menu Trailer “70’s Synth Sound”のエピソードのところで詳しく、当時の音もまじえながら記述いたします。)


 SOUND DESIGN Á LA CARTEは、時代の潮流を時の流れ(Time Table)と、月の満ち欠け、潮の満ち引き(Tide Table)も視野に入れながら SOUND CONSCIOUS のコアとも云える特化した音楽ジャンルの時模様にエピソードを交えながら、迫って行きます。


音楽デザイナー     
                             香月良一       

 



overture